切るサーブ、切らないサーブの使い分け ~サーブが切れない方のために~
- 公開日:2013年12月1日
カテゴリー:卓球に関する情報

日々練習に励んでいますか??
今回はサーブについての練習ヒントです。
フォアハンドにしろバックハンドにしろ、「切る」サーブって難しいですね。いくらいい場所にコントロールできても「切る」「切らない」の区別がつかなかったりすると自分の展開に持って行けなくなりますよね。
サーブの練習は台を使わなくてもできるんですヨ。
用意するのはラケットとボールだけです。そして、カーペットや畳の上だと効果が分かってなおOKです。
サーブの回転(ドライブやカット、ツッツキなども同じことが言えますが)が決まるのはなんと言ってもボールがラバーに当たっている瞬間です。
切ろう切ろうと力が入っているとサーブは絶対に切れません。
別のスポーツで言えば、ボクシングでは相手にグローブが当たる瞬間に拳を握ると指導されます。それと同じでラケットにボールが当たる瞬間までは力をいれず、当たる瞬間に「きゅっ」と自分でも握った感触が分かる位極端にラケットを握って見てください。
回転かかりましたか??
これを試すのに、卓球台の上だと台のツルツルが邪魔して効果が分かりにくいので、あえて座った状態でもいいので畳の上やカーペットで練習するんです。家でもどこでもできますからね。
そして、当たる瞬間に力を入れる、入れないで回転がかかる、かからないがコントロールできるようになったら卓球台の上で相手に試してみてください。
単一回転(下回転だけとか)しかできなくても、「切る」「切らない」ができるだけで面白い程相手は動揺しますヨ!!
それから、相手に分からないように・・・となるべくラケットを動かさないようにする人も見かけますが、結局は「切れている」「切れていない」のメリハリがないとなんとなくのサーブになってしまって相手も何となく返せば返球できることになってしまいますので、「下回転を入れる」「横回転」「上回転」と決めて派手にラケットを動かしてサーブを打ってみてください。分かっていても取れないのが分かりますし、こちらが派手にやっているのですからうまく返球されても「バレたか~~」で済むと思います。
その先究極は自分が派手に切っているのに相手が分からず、上回転のサーブでオーバーミスしてくれたり、回転を掛けたと見せかけた(当たる時に力を入れなかった)下回転なんちゃってナックルに対してチャンスボール返してくれたりしたときなど相手を欺けるようになったら合格です。
サーブは特に競った場面で力が入ってしまい、中途半端なコースに行ったり、回転が思うようにならなかったりしてしまいますので、深呼吸をしてリラックスして出すようにしましょう。よく、福原愛選手が飛んでいったボールを歩いて取りに行きますが、あれは自分の心を落ち着かせるための作業で、現役時代私もよくやりました。
どんどん練習して攻撃のための第一歩を身につけましょう!!
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